ホロスはholosと書きます。『holos』とは、ギリシャ語で【全体】という意味です。holosから「holistic【包括的】」、「heal【癒す】」といった言葉が生まれ、そして「health【健康】」「wholesome【健全な、健康によい】」といった言葉が派生したと言われています。
現在、病気の治療を行う際に、対症療法である西洋医学に対して、身体全体をみる「ホリスティックな医療」が改めて見直されてきています。これは、悪くなった身体をみる際に、悪い箇所(痛い箇所)だけをみるのではなく、身体全体のバランスをみなければ根本的に改善することはできないという考え方からきています。
healthという言葉がholosから派生したことを考えると、元々健康を考える際には「身体全体をみる」という考え方があったのだということがわかります。それが、いつのまにか悪い箇所だけしか治療しないという誤った考え方が一般化してしまったわけです。
日本には、戦前まで身体全体をみる代替療法がたくさん存在していました。しかし、戦後は殆ど西洋医学一本にしぼられてしまい、子供のころから、病気になると「病院に行って治してもらえばよい」と、親から教えられるようになってしまいました。その結果、大多数の方が「医者は魔法使いのように何でも治してくれる」と思い込んでいます。
ところが西洋医学では、身体全体のバランスが崩れたために発生している最終的な結果である症状を抑えるという治療しか行わないため、治しても治しても次々と病気は発生し、新しい病名が次々と生まれているというのが現状です。
体が悪くなるのには必ず原因があります。原因が無いのに、突然特定の箇所だけが悪くなるということは考えられません。つまり、体全体から原因を探さずに特定の箇所だけ良くしようとしても、何度でも同じ箇所が悪くなったり、更に別の箇所が悪くなる可能性もあるのです。
身体全体をみるということは、年齢、身体のゆがみ、筋肉の状態、生活習慣、栄養状態、睡眠環境、特定の病気、怪我、ストレス(心の問題)など、全ての角度からみるということで、それらを統合した結果として現在の症状が出ていると考えます。そうすることで、現在現れている症状を根本的に改善し、良い状態に導いて行くことができるわけです。
身体全体をみるホリスティックな医療が日本に入ってきたのは1980年代の前半です。現在ではホリスティック医学協会といった協会も発足し、ホリスティックな治療を行う医師も増えつつありますが、まだまだ大半の病院では症状の一点だけしかみない西洋医学が主流です。
当院は病院ではありませんから、医者のような診断や治療はできません。しかし、痛い箇所だけをみるのではなく、身体全体として特徴的なゆがみはないか、悪い生活習慣(睡眠、栄養、運動の習慣)などはないかなど、できるだけ身体全体をみることによって、改善のための方法を総合的にアドバイスいたします。
このような考え方を基にして、健康な生活習慣の普及を目的としているのが、「ホロス健康生活普及会」なのです。
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