2010年03月10日(水)
トランス脂肪酸について日本でもやっとガイドライン
マーガリンなどに含まれている「トランス脂肪酸」について、ヨーロッパでは10年ほど前から問題視されていて、「トランス脂肪酸を数%以上含む食品は製造・販売共に禁止」としている国もあります。
トランス脂肪酸は、摂り過ぎると動脈硬化の原因になり、心臓疾患や脳血管障害などを起こしやすくなることが解っていますが、2003年にはWHOからも「一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とする」という目標が示されています。
これに対して日本では「それはヨーロッパでの話でしょ?」ということから殆ど問題視されてきませんでしたが、2006年12月にニューヨークで「公共の飲食店ではトランス脂肪酸を含む油の使用を全面的に禁止する」という発表がされたため、やっとマスコミがニュースに取り上げるようになり、一般の日本人にも知られるようになりました。
当時、「スーパーで売っているマーガリンは大丈夫なのか?」「日本のファーストフードは大丈夫なの?」と、消費者からの問い合わせが殺到したようですが、それに対する政府の発表は、「日本人はトランス脂肪酸を多く含む食品はそれ程食べていないから大丈夫」というもので、規制もなにもされなかったため、今でも普通にマーガリンは売られているし、「過去の話」のような風潮になっています。
しかし、トランス脂肪酸はマーガリンだけでなく、パン、クッキー、ケーキ、スナック菓子、ポテトチップスなどにも入っていますし、揚げ物などの高温で調理した食品にも含まれています。
また、家庭で使うごく一般的なサラダ油にも製造工程で数%のトランス脂肪酸が含まれていますが、それを揚げ物などの加熱調理に使用すると、更にトランス脂肪酸が増えると言われています。
このことから、お菓子や揚げ物などをあまり食べない「平均的な?」食生活なら大丈夫でも、偏った食生活をしている方なら十分に『危険』な量を摂っていることは間違いないでしょう。
ただでさえ「国民健康保険がパンク状態」と言われているのに、病気の原因の一つとはっきりしているものを野ざらしにしている政府の対応はおかしいなぁ・・・と、私は前々からず~~~っと思っていました。
このような状況に対して、消費者庁では昨日(3/9)、やっと、やっと、日本における「ガイドラインを作成する」と発表しました!!
欧米に比べたら遅すぎる対応ですが、それでも今後少しずつ、対症療法中心の医療の考え方から、原因療法(予防医学)へと、考え方が移っていけばいいなと思います。
| 健康情報 | 11:05 AM | comments (0) | trackback (x) |

